生命保険の仕組み>生命保険のはじまりはいつ？

なぜ生命保険という制度ができたのでしょうか？
ご存知の通り、生命保険は、相互扶助の精神で成り立っています。
お互いがお互いを助け合うという考え方です。
だから、生命保険の契約をしたときは、この制度に参加する
ということから、加入するといいます。

この生命保険の仕組みは、基本的に宝くじと同じです。
宝くじを購入した人の多くは、万が一当たればラッキー、
はずれてもしょうがないという気持ちですよね。

つまり、保険でいうと掛け捨てですよね。
生命保険も同じ仕組みで、加入者が少しずつ保険料を支払うこと
によって、万が一のときに残された遺族が困らないように
必要なお金を支払うというものです。

では、世界ではじめての生命保険はどこからスタート
したのでしょうか？

ある資料によると、１８世紀のイギリスではじまったようですね。
教会の牧師たちが、少しのお金を積み立てて亡くなった牧師の
遺族に渡していたのがはじまりとされているようです。

それでは、日本に初めて生命保険制度をもってきたのは
誰だと思いますか？

答えは・・・

あの慶応義塾大学を創設した福沢諭吉です。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云ヘリ」
でも有名ですね。

「学問のすすめ」のなかの一節です。
この言葉も生命保険の相互扶助の精神からきたとも言われています。

じゃあ、日本で最初の生命保険会社は？

明治生命（現明治安田生命）です。
いま、江角マキコさん、相武紗季さん、戸田恵子さんがCMをやている
やつですね。

そして、戦後残された未亡人の生活を援助するために女性外務員が
多く採用されました。
これが、本格的な生命保険制度のはじまりでした。