生命保険の仕組み>生保のおばちゃんが勧める転換は本当にオトク？

あなたが定期付終身保険に入ってるとします。
そうすると数年経って、生保のおばちゃんがやってきて、
「転換」というのをすすめにくる場合があります。

たとえば、こんな感じです。

生保のおばちゃん：「○○さん、こんにちは。今日は、現在
入ってもらっている保険の件できました。」

あなた：「はい、どういうことでしょうか？」

生保のおばちゃん：「いま、保険金額が３０００万円ですよね。
実は毎月の保険料が変わることなく、保険金額を
４０００万円に アップすることができるお得な保険
があるんですが、いかかでしょうか？」

あなた：「えっ！毎月の保険料は同じなんですか？」

生保のおばちゃん：「はい、変わりませんよ」

あなた：「じゃあ、保険金額が１０００万円増えるから
お願いしようかな」

普通は、保険金額が増えたら、毎月払う保険料もあがります。
では、今回のケースの場合、どうして保険料が変わらない
のでしょうか。

そのカラクリはこうです。

現在、入っている保険を解約したときに、終身保険に貯まって
いた解約返戻金が戻ってきます。
この解約返戻金を原資にして、つぎの新しい生命保険の頭金に
しているのです。

せっかく貯まっていたお金が掛け捨てに回されてしまったのです。
多くの場合、終身保険の保険金額は、転換前より転換後のほうが
少なくなっています。

よく考えて承諾しないと、後悔することにもなりかねません。
私は正直、おすすめしません。

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